巡拝したお寺 | ||||
62番 | 宝寿寺 | ほうじゅじ | ||
↓ | 1.3km | 25分 | ||
63番 | 吉祥寺 | きちしょうじ | ||
↓ | 3.3km | 1時間 | ||
64番 | 前神寺 | まえがみじ | ||
↓ | 46km | 12時間 | ||
65番 | 三角寺 | さんかくじ | ||
↓ | 23km | 8時間 | ||
66番 | 雲辺寺 | うんぺんじ |
巡 拝 だ よ り |
今回の旅は始めての雪景色の中、とても寒く、きびしい旅となりました。 2月2-3日にかけて、四国地方も800m〜900m級の山々に雪が15〜20cm程度積もり、全く雪支度をしていなかったので、寒さの中をただひたすらに耐え、歩き続けることになりました。 特に65番三角寺、66番雲辺寺は右の参考写真にもありますように、900m・400m級の山頂にあり、ヘトヘトになりながら登山をして、やっとのことでたどり着きました。46km=12時間も歩くと、人間何も考えなくなり、ただお寺の屋根がいつ見えてくるのだろうかと、そればかり思うようになります。特に今回は最高峰900mの雲辺寺が2月3日にかかり、雪景色の中での遍路旅となり、一生忘れられない日となりました。 |
雲辺寺にある「おたのみなす」に腰かけながら願いを込めると、願いが叶うといわれています。42年卒組のみなさんの健康をお願いしてきました。 また64番から65番の三角寺に向かう途中の土居という地名に「いざり松」番外延命寺があります。 この「いざり松」は、弘法大師が旅の際にお寺の松のほとりに、一人の病難者(いざり人)がおられ、弘法大師があわれみ一枚の霊符(千枚通し)を授けられた。そうするとたちまちに病が治り、その病人は大師に導かれ修行を重ね、最後には得度して僧名を法忍(ほうにん)と名乗ったとの言い伝えがある。 今では写真のように松は枯れ、根元だけが面影を残している状態です。 遍路旅の中で、いろいろな場面・場所を訪れ、その昔の伝説をたずねるのも一つの楽しみであり、また現在にも通じる教えも多くあります。 とにもかくにも今回は、66番の雲辺寺へは「へんろころがし」といわれる、急勾配の坂道の連続で、霊場の中で最高峰の地を訪れたことに、喜びと達成感を身をもって感じています。 今月はもう一度松山市内に旅立ちします。 2/23〜26の予定です。 |