巡拝したお寺
40番 観自在寺 かんじざいじ
61km 15時間
41番 龍光寺 りゅうこうじ
3.7km 55分
42番 仏木寺 ぶつもくじ
11km 3時間20分
43番 明石寺 めいせきじ
巡  拝  だ  よ  り
 いよいよ愛媛県へ足を踏み入れました。 愛媛での第一歩は、宇和島市からの始まりです。 第7回目の旅ではじめて、本格的な雨の中での遍路となりました。
 40番観自在寺より41番の龍光寺までは、61kmの道程を丸々1日半かかり歩き続けました。 山と海の南伊予路を歩いたわけですが、山の傾斜は急で海へせり出し、徳島・高知とは違った一面の地形となりました。 愛媛県は四国4県の中でも、一番お寺(札所)の数が多いところです。愛媛から香川県へともうしばらく巡礼は続きます。 次回2月1日〜4日にかけ、大洲市、久万高原、松山市に足を向けます。
 なお今回参考までに、私が使用している「巡拝道具」や、お参りの仕方などを紹介してみたいと思います。
40番 41番
42番 43番
巡 拝 道 具 一 式 
@ 白衣 A 袈裟 B金剛杖 C頭陀袋
ずだぶくろ
D頭陀袋
の中身
E 数珠
F 納札
G納経帳 H 姿札
 @の白衣は“おいずる”とも言われ、浄土へ旅立つ時(つまり自分が死に至った時)に、極楽浄土にお大師様に導いていただくため、白衣で身を包んでもらいお棺に入れてもらいます。 Cの頭陀袋を首からさげて歩きますが、中にはロウソク・線香・マッチなどが入れてあります。 Fの納札は、前回の旅紀行に書きましたように住所、氏名、年齢を書いて参拝の報告としてお寺に納めます。遍路回数によって色も、白・緑・赤・銀・金・珠の6種類があります。
 次にGの納経帳ですが、これはお経を唱えた印としていただき、一生のお守りとなります。悩みあるときはこれを礼拝することによって、遍路の苦しさを思い出し悩みを解決してくれます。 Hは、それぞれのお寺の本堂にまつられている、仏様の姿を札にしたものです。
 なお料金のことは、志納(こころざし)として、納経帳は300円、白衣への押印は200円を、納めることになっています。
      ◆お参りの仕方◆
1)霊場(お寺)に着くと、まず口をすすぎ手を洗います。(どのお寺も必ずきれいな水場が用意されています)
2)先に本堂にお参りして、次に弘法大師がまつられている大師堂に参り、お灯明(ロウソク)と線香に火をつけささげます。
3)納札と写経を納め、お賽銭をおさめます。
4)心を静め合掌し、お経を唱えます。
  お経は、般若心経、光明真言、南無大師遍照金剛等。  お陰で、すっかりお経も唱えられる様になりました。
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